酸洗いに必要な費用の目安を知っておこう

酸洗い(科学洗浄処理)とエッチング

金属の加工をしていくと、熱処理や溶接などによって焼けが生じたり、スケールと呼ばれる酸化皮膜が付着したりします。見た目が悪い上に密着不良も引き起こすので、これらを落として綺麗にする必要がありますが、そのひとつの方法が「酸洗い」です。硫酸や塩酸などの強力な酸を用いて強度のさびやスケールを落とします。一般的な金属加工の工程ではこの後に研磨加工が行われますが、この酸洗いをていねいに行っておくと、研磨加工の工程が楽になります。特にチタンの研磨の際は表面のスケールがとても強力なので、あらかじめ酸洗いしておかないと磨いてもまったく光りません。このように金属によっても効果が変わりますし、当然酸洗いに用いる酸の種類も少しずつ変わっていきます。この他にも、薬品の腐食作用を利用して食刻するエッチングと呼ばれる処理もあります。

酸洗いにはいくらかかるのか

酸洗いをする場合は、基本的には業者にお願いすることになります。化学薬品による金属処理を行う会社は多くあります。先程も言ったように、酸洗いには強酸が必要です。酸の使用後、場合によっては中和作業も必要となりますし、金属の種類や被加工物の形状によって施される処理は大きく異なります。一般の人がひとりでやろうとして失敗する例も多いので(酸に浸す時間を間違えてサビが取れなくなる、光沢がでなくなってしまう、使いまわした酸がダメになってしまうetc.)、プロに任せましょう。気になる費用は、やはり形状と材質次第なので一概には言えませんが、目安として2000~3000円/平米ぐらいです。平米単価となっていますがこれはタンクなどの加工品の場合で、パイプ・角材等の材料についてはキロ単価、というところが多いようです。どの会社でも見積もりを送ってもらえるそうなので、やはり相談しつつ決めていくのが良いでしょう。

リン酸処理とは、鉄や鋼、アルミニウムの化成処理法のひとつです。リン酸の皮膜を表面に形成させ、耐食性、塗料の密着性等の表面の性状を改善します。