酸洗いに使う液体の特徴

強い酸性で酸化物を除去できる

酸洗いに使う液体の特徴として、強い酸性を持っていることが多いです。金属を液体に漬けると、表面に付いている酸化物を除去することが出来ます。
酸洗いで主に使われている液体は、硫酸や塩酸です。硫酸は色や臭いがなく、揮発性もまったくありません。液体には粘り気があり、強力な酸性を持つため扱いには厳重な注意が必要です。
脱水作用も強く、有機物を分解する働きもあります。水と混ぜることで、大きな熱を発生するのも特徴です。硫酸が高温になるほど、酸化作用も強力になっていきます。
金属のほとんどを溶かせるため、研磨作業の手間を省けるのも酸洗いを行うメリットです。金属の種類によって、使用する液体も変えていく必要があります。

ガスが発生する場合もある

酸洗いで使用する液体は、その特徴もさまざまです。酸の種類はもちろん、濃度や混合比率も金属ごとに適した基準があります。時間や湿度といった、環境の設定も酸洗いでは重要なポジションです。
液体の特徴を理解していないと、酸洗いの効果を十分に発揮することも出来ません。液体の特徴を間違えると、金属の表面が荒れてしまったり、溶けて無くなってしまう恐れもあります。
酸洗いで使用した液体は、金属が溶けた廃液として扱わなければなりません。溶けた金属を沈殿させて除去するといった、複雑な廃水処理が必要なのも酸洗いの特徴です。
酸洗いの工程でガスが発生する場合もあり、使用には専門的な排気設備が整っていることも条件になります。

塗装剥離は、塗装の工程の中でも極めて重要な作業です。表面の塗料や汚れなどを落とすことで、しっかりとした仕上がりになります。